格付け

信用貸付とは

信用貸付とは、債務者の消費者信用の程度に応じた格付けのことで、信用リスク管理のためには絶対不可欠なものであるとともに、正確な自己査定と適正な償却と引当の基礎となります。

また、信用格付けは必ず「正常」「要注意」「破綻懸念」「実質破綻」および破綻先の債務者区分に応じた段階となっているなど、債務者区分と整合性がなければなりません。

信用貸付制度の目的

信用格付制度とは、リスクに見合ったリターンの追及といった観点から、信用リスクをベースに債務者と融資案件ごとにランク付け(一般的には10段階前後)する制度で、信用リスク管理の方法として活用されています。

また、信用格付制度は、信用リスクの定量的把握の基礎となるもので、信用リスク管理の高度化を図るうえで必要不可欠のものであるとともに、正確な自己査定と適正な償却、引き当ての基礎となります。信用格付け制度を利用することによって、以下の項目が可能となります。

  1. 資産不良化の早期発見・早期対応
  2. 信用リスクの程度に応じた貸出金利の設定
  3. ローン・ポートフォリオ全体のリスク分散状況の把握

自己査定とは

自己査定と信用格付けとの関係とは、思考方法や手法に共通する部分が多くみられます。殊に、債務者を信用度に応じて区分する部分では、自己査定による債務者区分と信用格付けは同類といえるでしょう。

つまり、自己査定において債務者区分を実行することは、本質的に信用格付けを行っていることになり、原則として信用格付けに基づき債務者区分を行うことを要求しているのは、当然のことといえるでしょう。

詳細に説明すると、12段階の格付け区分であれば、上位の1〜7段階を正常先と位置づけし、下位の8〜12段階までを、「要注意」「要管理債権」「破綻懸念」「実質破綻先」「破綻先」と区分することができます。

また、国内基準適用金融機関にあっては、信用格付けを行わず、債務者区分を実行しても大丈夫ですが、自己査定を正確に進行させるためにも、早急に信用格付けを導入し、信用リスク管理の中で定着させたほうが得策でしょう。