金融リテラシー

アセット・アロケーション

金融リテラシーを身につけるための第一歩として、まずは分投資(アセット・アロケーション)の概念を理解する必要があります。アセット(asset)は資産のこと、アロケ―ション(allocation)は配分のことですから、アセット・アロケーションとは、自分の資産の配分を決めることになります。

資産のリターンは、アセットアロケーションでおおむね80%程度が決まります。よく「投資をするにはどの株を買えばいいのですか」「外国債券ならどの国の何を買えばいいのですか」と聞かれます。

しかし、私たちにとってより大事なことは、迷う前に、株式や債券などのリスク資産の購入を決意することと、各資産をどのくらいの割合で持つかという判断になります。

ここで思い出してもらいたいのが、日本人全体の資産配分です。日本の家計は他国に比べ、現金・預金の保有率が半分以上と極端に高く、次いで年金・保険の順、そして債券や株式への投資が少ないことは説明した通りです。

しかし、この資産を中長期的に維持するとした場合、定期預金のリターンはインフレ率の3・3%とほとんど変わりませんが、債券や株式のリターンは、おおむね6〜8%とインフレ率を大きく上回るのです。